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放課後怪奇くらぶ・智戸高校オカルト研究会活動録第一話
「事例０１――体育館棟の幽霊現象を鎮めるに至る顛末」


（※これまでのあらすじ：東海道、太平洋沿いのちいさな街、智戸町。
今回の舞台はこの街の高校、私立御須科学大学付属智戸高等学校、である。
中高大一貫の学校の、高等部という位置づけの智戸高校には、ある学校側非公認の部活動が存在している。
その名も「オカルト研究会」――これは、オカルト研究会とその関係者たちの活躍を描いた物語である……？

キャスト：篠原佳奈／オカルティスト　古木田亮／帰宅部）

シーン１・ことのはじまり
ＧＭ：	さて、二年生教室。ある日の授業中です。
佳奈：	あい。うつらうつらと舟こいでます。昨日ヒス○リーチャンネルのオカルト特集夜更かしして観てたのよ（ぇー
亮：	そこへすかさず弾丸チョークが（ぇ
教師：	「I have waited a long time for this moment, my little green friend　これ訳せるものは？」
ＧＭ：	ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰ…ﾝ
佳奈：	いかにも寝てくださいと言いたげな……（ぇ
教師：	「あー、じゃあこれは明日までに各自訳しておくように。 明日は、96ページの、「You will not stop me. Darth Vader will become more powerful than either of us.」からですので予習を忘れないように」と、教師は去る。
亮：	とりあえずその教科書は燃やすといいよ
佳奈：	なんて教科書だ（笑
ＧＭ：	（実際映画のスクリプトを授業に使う学校はある。甘かったな（ぇ）
亮：	時間割を見ると「なっち語」（ぇー
佳奈：	こくり……こくり……うー
ＧＭ：	さて、休み時間になると、佳奈に声をかけてくる奴が。「ちょっと篠原ぁー。聞いてるぅー？」
佳奈：	あいあい。こくり、こくり、「うー……」（何
？？？：	「ちょっと篠原ぁ。おきろよ篠原ぁ！」
佳奈：	「あうううう」　揺さぶられて起きる。「うー……ふぁ。ん、きいてるよ？　で、なんだっけ」（ぇー
ＧＭ：	「起きた？」
佳奈：	「うんうん起きた起きた。で、なんだっけ？」（ぇ
ＧＭ：	キミの目の前には隣のクラスの御子柴がいる。
佳奈：	おう。どの程度の友人？　女の子よね？＞御子柴さん
ＧＭ：	顔も知ってるし話もするが、一緒に食事はしないし帰宅方向も別。彼女は新聞部の部長だ。
佳奈：	あいあい。知人以上友人未満って感じか。ニュースソースだったりするわけかなー、そうすると＞新聞部部長
佳奈：	「……あー、御子柴さん。どうしたの？」
御子柴：	「あのさあ、篠原はオカルトヲ…じゃなかった、オカルト研究会よね？」
佳奈：	「そうだよ？　……む、もしかしてあれですか、それっぽい事件ですか」
御子柴：	「事件？　うーん、事件だといいんだけどねえ。篠原さ、バスケ部員の自殺事件って知ってる？」
佳奈：	「うん……？」　知ってていいの？　判定とかいる？
ＧＭ：	判定しようかな、折角だから。【INT】×5でお願い。

（放課後怪奇くらぶにおける基本判定は、1D100を振り、能力値や技能の成功率以下の出目が出れば判定成功、というもの。この時、その行為の難度により様々な修正が加わる。【INT】は能力値のひとつ、知性を表わす。×5は、知性の値の五倍を成功率とするという意味）

佳奈：	あいー。INTは16なので、80。それ……（ころころ）68。成功ですね
ＧＭ：	では、佳奈は間違いなく、そういう事件についての記憶が自分に無い、という確信を得る。
佳奈：	うん。断言しよう知らない（ぇ）。ふるふる、と首を横に振るデスよ
亮：	無いのをそう自慢げに言わないで下さい（笑）
御子柴：	「ありゃ……じゃあさ、体育館とか、体育準備倉庫に出る、幽霊の話とか、聞いたこと無い？」
佳奈：	そっちについてはどうです？＞幽霊の話
ＧＭ：	ではこっちはオカルトで判定してみようか。
佳奈：	あいー。オカルトは85です。そりゃ……（ころころ）40。よし
ＧＭ：	では、体育館は昔墓地があった場所に立てられた、という話を思い出す。
佳奈：	「あー。あれね？　あそこ、昔墓地だったんだっけ」　とかなんとか
御子柴：	「墓地！？（ﾑﾌｰ）」
佳奈：	いきなり鼻息荒らげられてちょっとびっくりです（ぇ）。「ん、そうらしいよ？」　とちょっとのけぞりつつ
御子柴：	「で、何が出るの！？　自殺した生徒の霊？　生首？　手首？」
佳奈：	「んー……墓地だし、埋葬されてた人の霊なんじゃないかなぁ」　とテキトーなこと抜かしますが（ぇ
御子柴：	「霊ね？おっけぇ〜い♪　……篠原ありがと、助かった！」
佳奈：	「あ、うん、どーいたしましてー」　いまひとつ良く分かってないが
御子柴：	「んじゃ、帰って原稿書かなきゃ！　んじゃね！（ｼｭﾀッ）」と、御子柴は去った。
佳奈：	「ん、ばいばい。……なんだったんだろ。ふわぁ……」　と、あくびをかみ殺すわけです

シーン２・騒がしい朝
ＧＭ：	……さて、次の日。とりあえず校門で部員と出会おうか（ぇ
佳奈：	あい（ぇ）。あくびをかみ殺しつつ登校するわけですねー
亮：	俺は普通に登校してきますよ。おっと、バイクは校舎の裏に（ぇー
佳奈：	まあそうやって登校してると部員……つうか亮か？　と出会うのですかしら。「あ、おはよーっ」
亮：	ああ……朝から鬱な気分になる（ぇ）。「おはよーっす。朝っぱらから躁入ってますね先輩。なんかあったんですか」
佳奈：	「あれー？　どうしたのかな亮くん？　顔色悪いぞー？　ううん、べっつにー？　溜まってたビデオ観てたらいつの間にか朝になってて寝てないだけー」（ぇー
亮：	「成績落ちても知りませんよ。ただでさえうさんくさい部活やってて目ぇつけられてるんでしょう？」
佳奈：	「だいじょぶだよー、ちゃーんと予習復習かかしてません。あと、自分の部活のことを他人事みたいにいうのよくないと思うなっ」（ぇ）
亮：	「いっときますけどね先輩、俺はオカ研に一度として入った覚えはありませんよ」
ＧＭ：	さて、校門から校舎の方へ歩いていくと、廊下のあたりで生徒の人だかりが出来てる。ｻﾞﾜ……ｻﾞﾜ……。
亮：	そこで先輩を見るわけですが（笑）。「また何か仕掛けたんですか。謎のわら人形とか謎のミステリーサークルとか」
佳奈：	「そんなことしてないよっ。自分で仕掛けても面白くないし。……でもどうしたんだろ」　てててー、と人だかりの方に歩いていくわけですが
亮：	先輩を放っておくと心配なのでついていきます
ＧＭ：	壁の掲示板に新聞部の掲示物が張られている。【目撃者多数！　体育館の幽霊は自殺したバスケ部員！？】
亮：	部員と！？の間に折り目がきてませんか（ぇ
佳奈：	入った覚えはない、という台詞は半意図的に無視しておく（ぇ）。むう、なんだろう……みたいけど人だかりが邪魔で見れないのです。この低い背が恨めしい（ぇー
生徒Ａ：	「マジかよ……」
生徒Ｂ：	「Ｂ組の高良も見たって話だぜ？」
亮：	俺はよく見えるんですね（笑）
佳奈：	「亮くん亮くん、なんて書いてるの？　見えないー」　ぴょん、ぴょんとジャンプして見ようとしている（ぇ
亮：	「はっ、クダラナイ。ありゃ先輩向けですね」
佳奈：	「なにー、なにー、気になるー」
ＧＭ：	ちなみに新聞部の新聞は購読申し込み式だ。お金は取られないけど、申し込み数が学生会に報告されて実績として取り扱われる。 従って、掲示板に貼られているのは言わば見出し記事だけの広告版。
佳奈：	あー。詳しい記事を読みたかったら購読しろ、と。部長と知己なら、すでに購読しててもいいのかな？＞新聞 それならしばらく悪戦苦闘してから諦める方針で。後で読もう（ぇー
亮：	自殺云々、俺は知ってるんですかね？
ＧＭ：	んー、【INT】×5で判定してみー。
亮：	じゃあ、INT13なので目標65。……（ころころ）36。成功――かな。
ＧＭ：	んー、では、キミは、高等部の体育館に幽霊が出るという噂と、それが自殺者だ、という噂を、中学生の時に聞いたことを思い出す。
亮：	「前からある噂話ですよ。俺だって聞いた事あるし
佳奈：	「噂話……？　あー、体育館に霊が出るとか？　あそこ墓地だったし出てもおかしくないと思うけどなー」　とかなんとか
亮：	自殺者がいたってのは事実なんすかね？
ＧＭ：	噂話としては知っているが、明確な情報は、キミの記憶内には無い＞自殺者
ＧＭ：	まあ、この日学内はこの噂でもちきりになっていたわけです。

シーン３・「体育館の幽霊」目撃報告
ＧＭ：	そして、次の日。朝の校門前。例によって例の如く、亮と佳奈は校門前で鉢合わせだ。
佳奈：	「おはよーっ」
ＧＭ：	ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ…
佳奈：	「あれ、またかな？」　てててて、ぴょん、ぴょん
亮：	今度はなんですか……
ＧＭ：	「佳奈ぁ！」と後ろから声が。クラスメイトの女子ね。
女子：	「佳奈おはよーッ。あ、古木田君もおはよー」
佳奈：	「あ、おはよーっ」
亮：	「おはよーっす先輩。この人とはあんまし付きあわないほうがいいですよ」（ぇ
ＧＭ：	御須科生徒ファイル０１「佳奈のクラスメイトＡ」至って普通の女子高生だ。佳奈とは仲が良いがオカルト関係の勧誘はライト・トゥ・レフトだ
佳奈：	うう、世間はオカルトに冷たいことよー（ぇ
女子：	「ねぇねぇ、聞いた？　昨日の放課後さあー。本当に出たらしいよ、体育館に幽霊。」
亮：	「は？　……感化された？」（何
佳奈：	「ふぇ？　出たんだ。へー。……へぇ……」と、亮くんの顔を見る（何
ＧＭ：	女子「バレー部の子が見たんだって！」
佳奈：	「目撃者もいるの？　へー、……気になるなぁ」
亮：	「そんな事いって先輩を調子づかせないで下さいよ。おおかた何かの見間違いじゃないですか？」と、いかにも興味ないよっていう風に（笑）
佳奈：	「かもねー。見間違いかどーか確認するために、今日辺り行ってみよーか！」
亮：	「先輩ひとりでどーぞ」
佳奈：	「ぶー、どーせ暇でしょー？　つきあってよー。女の子のお誘いを断るなんて男の子失格だぞっ」
亮：	「俺にも相手を選ぶ権利はあると思うんですよ」（ぇー
佳奈：	まあそんな事を宣いつつ、人だかりはなんだったのでしょう
亮：	あ、そういえばｗ
ＧＭ：	残念、今朝は「ｻﾞﾜｻﾞﾜ」してはいたが、人だかりとは一言も行ってない（ぇ
亮：	むｗ
佳奈：	あー （´ヮ｀）　まあざわついてるんですかね。
佳奈：	ともあれ、今日の放課後あたり体育館調査にオカ研出動ー、と心に決めるわけです

（しかし、五時限目の授業でトンチンカンな回答をしてしまった佳奈は、放課後職員室に呼びだされることに）

シーン４・ちょっと気にかかる？
ＧＭ：	さて一方、高一の教室。教師が教科書を読んでいる。
亮：	はいはい、いつものようにのんべんだらりと授業を聞いてますよ。今度こそまともな教科書でしょうね（ぇ
教師：	「わたしを束ねないで　あらせいとうの花のように　白い葱のように　束ねないでください わたしは稲穂　秋　大地が胸を焦がす　見渡すかぎりの金色の稲穂　わたしを止めないで　標本箱の昆虫のように　高原からきた絵葉書のように　止めないでください わたしは羽撃き　こやみなく空のひろさをかいさぐっている　目には見えないつばさの音」
ＧＭ：	この先生は教科書を読み聞かせ系が多いので寝ちゃう生徒が多い（＾＾；
亮：	……ノートの隅に落書きでもして耐えてよう（ぇ
教師：	「わたしを注がないで　日常性に薄められた牛乳のように　ぬるい酒のように　注がないでください　わたしは海　夜　とほうもなく満ちてくる　苦い潮　ふちのない水」
ＧＭ：	ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
教師：	「えーと、では今日はここまで。次回はわたしを名付けないで、から始めます。では起立」
日直：	「礼！」
ＧＭ：	で、教師は去る。
亮：	ふわあああ、やっと解放された。さて、今日も捕まらないうちに帰るか（ぇ
佳奈：	国語の授業だったのかしらん……。安心してくれ、私は職員室でしぼられる予定だ（死
生徒：	「なあ古木田、帰りに宇宙堂寄って帰らない？新しいガンプラがさあ」
亮：	「あー、あれならもう買った（笑）　でも行くんなら付き合うよ」
生徒：	「やっぱもう買ってたかあ。あれさ、2号機と合体するってマジ？」とかなんとか
亮：	「多分な。ランナー構成みたらリデコ品出すのバレバレ」（何
亮：	やな会話だなあｗ
ＧＭ：	生徒／単純にギミックについての話　亮／捻くれてランナーの話
生徒：	「ところでさ…例の幽霊、お前んとこで調べないの？」
亮：	「俺？　なんで俺が」
生徒：	「オカルト部」
亮：	「俺部員じゃないし。部長はなんかやる気まんまんになってたけどな」
生徒：	「えー、でも篠原先輩お前の事部員扱いしてたぞ？」
亮：	「あの人が勝手に言ってるだけだって」やれやれ、と首をすくめる
ＧＭ：	さて、そんな会話をしていると、クラスの女子の一人がじーっと亮を見ている。
女子：	「オカルト……」
亮：	「だから俺は知らないって！」
亮：	まったく、あの先輩のせいでおれの高校生活はめちゃくちゃだ……（笑）
ＧＭ：	キミが、自分の呟きに反応したのを知った少女は、真っ赤になって駆け出し、教室から出て行く。
亮：	ふー、やれやれ。カバンをひっかけて席を立つかね。

（ＧＭ：	職員室
佳奈：	……はいー
教師：	「ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ…」
佳奈：	しゅーん……段々小さくなっていく
ＧＭ：	と、結局その日はオカルト部活動は出来なかった
佳奈：	「あー、月がきれいだねー……」（ふらふら））

シーン５・忌々しい話
ＧＭ：	次の日。三度、校門。ザワザワザワザワ
佳奈：	おや、ザワザワの声が大きい？　なにかあった？
ＧＭ：	特にｻﾞﾜｻﾞﾜが大きいのは…亮のクラスだ。
佳奈：	……おやぁ？
亮：	はぁ？
亮：	なんだろねぇと思いつつ普通に教室に向かおう。「はよー。なんかあったん？」
ＧＭ：	生徒…以降、彼を吉村と呼ぶ。
吉村：	「おはよー。なあ聞いたか例の話」
亮：	「いや」
ＧＭ：	吉村は無言で、目線だけで教室の片隅を示す
亮：	その指し示す方をのろのろと追うわけですが
ＧＭ：	もう始業も寸前だというのに、その机には誰も居ない。
亮：	「あの席は……誰だっけ」
ＧＭ：	えーとこれは…判定はいいや（ぇ）。その席は、昨日キミをじっと見てた女子の机だ。
亮：	やっぱりなあ。ただの遅刻って訳じゃあないみたいだし、なんかあったのか？
吉村：	「…見たって話だよ、コレ」と、両手首を胸の前でだらんと垂らすしぐさを。
亮：	「……ピ○モン？」
吉村：	「何歳だよお前……って幽霊だよ、幽霊」
亮：	「まったくどいつもこいつも、どうしてそう先輩を喜ばせたがるんだ」
佳奈：	（時代はオカルト、とゆーことだよ（ぇー）
吉村：	「いやあさあ、ただヒュードロドロって出てきただけならいいんだけどさ……」
亮：	「お前こそ表現古くないか。なんだ、恨み言でも言ってきたって？」
吉村：	「…怪我させられたらしいぜ？」
亮：	「……はぁ」
吉村：	「Ｃ組の田畑、あいつんち病院じゃん。昨日の遅くに、あの子が救急車で連れてこられた、って話してたぜ」
亮：	「それだけじゃ幽霊云々は関係ないじゃんか。どこから出てきたんだ？」
吉村：	「さぁ？　でも皆言ってるぜ」
亮：	「はっ馬鹿馬鹿しい。おおかた事故かなんかじゃねえの？」
ＧＭ：	と、そこでｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝと鳴り、先生が入ってくる。
吉村：	「そうかなあ？　…やべ、先生ｷﾀ」
亮：	っと、席につかなくちゃな。まったく朝から忌々しい話だ。帰りはきっと付き合わされるんだろうなあ……はあ。
ＧＭ：	その後、先生の口から、クラスメイトが昨晩怪我をした件について説明がなされる。当然幽霊云々の話はない。
亮：	む、どういう説明だったかは無いのかー。どこでどうケガしたことになってるのか確認しときたかったんだけど＾；
ＧＭ：	怪我したことの説明だけ。当然どういう状況だったかの具体的説明は無いよ。

シーン６・体育館の怪
（放課後、体育館を調べようと意気込む佳奈（と、引っ張ってこられた亮）だったが、体育館前に陣取っていた教師にすげなく追い返されてしまう。 なんでも、バスケットゴールが落下して怪我人が出たとか。しかし、ゴール自体は業者の点検があったばかりだったという。不可解な話ながらも引き返す二人だったが……）

放送：	≪下校の時間になりました。教室に残っている生徒は、戸締りをして、下校してください≫
佳奈：	「時間ぎれかぁ……」　放送聞いて、ため息混じりに
亮：	ＢＧＭは遠き山に日は落ちてかなあ（ぇ
ＧＭ：	「うわああああ！」どがっしゃーん！
亮：	「いいですか先輩、夜中に忍び込んだりしないで……なんだ？」
佳奈：	む、なにごと？＞悲鳴　「そんなことしないよ……ふぇ！？　亮くん、いってみよう！」
亮：	「なんだろ……ってちょっと、先輩！」すっとんでいった先輩をあわてて追いかけます（笑）
ＧＭ：	声は体育館からした。
佳奈：	ぱたぱたと階段を二段とばしで駆け上がり、行ってみるわけですがー
ＧＭ：	では、体育館の入り口に陣取っていた袴田先生が居ない。
亮：	まさか……いやまさか、ねえ？
佳奈：	……おやぁ？　「あれ……？　袴田先生、さっきまでいたよね？」　きょろきょろ、と探し回るわけですが……見当たらない？
ＧＭ：	館内も見てみる？
亮：	あい、追いついたところで一緒に覗き込みましょう
佳奈：	……見よう。折角だし。ためらうな、れっつごー
ＧＭ：	では、袴田先生が、体育館の奥のほうで、座り込んでいる。うずくまっている、という方が正しいかも。手で額のあたりを頭を押さえているよ。
佳奈：	おう……？　誰か呼んできた方がいいかそれは？「先生……どーかしたんですか？」　そっちの方に行ってみるわけですが。なんにも見当たらない？
亮：	つられて中に。「ケガしてるんですか？　保険医呼んできましょうか？」
ＧＭ：	先生の横には、校歌が記載されたプレート（かなり大きい）が落ちている。で、先生は出血している。
亮：	あー、体育館の壁に貼り付いてるようなやつだな。歌詞のセンスが悪くて生徒に馬鹿にされてたりするんだ（ぇー
ＧＭ：	それそれ。先生がうずくまっているのも、だいたいその下辺り。
佳奈：	……それが落ちてきた？「……亮くん、医務室行ってきて。早くっ」
亮：	……俺、ここを離れていいのかなあ（笑）　まあ先輩を信じて、保健室にひとっ走り〜
佳奈：	……下手したら死なないか？（汗
ＧＭ：	下手したら死ぬね。バスケゴールだって下手すりゃ死にますね。
佳奈：	ですよねぇ。……ちょっと洒落になってないな。ぱっと見、プレートに異常はない？　留め具が錆びてる、とか
ＧＭ：	残念だが、留め具までは確認出来ないね。
佳奈：	（応急手当を試みた方が良いのかしら……？）
ＧＭ：	（ＢＲＰは駄目元で技能を使わないと育たないぞ（＾＾；）
佳奈：	おっけー、なら先に応急手当。基本成功率30……で、（ころころ）73。ダメだっ
ＧＭ：	では、血が止まらない。
袴田：	「う、うう……」
佳奈：	「あ、えっと、止血しないと、大丈夫ですか、先生、先生っ」　ハンカチで押さえつつ、わたわたしてる
袴田：	「誰か…居た…」
佳奈：	「誰か……誰がですか？」　きょろきょろ、体育館を見渡すんですが……誰もいないよね？
袴田：	「”誰だ”って声が…ううッ……」
佳奈：	「先生、先生、しっかりしてください、先生っ」　血が止まらないよう……
亮：	で、俺は無条件で行って帰ってこれていいんですかね？
ＧＭ：	大丈夫です。そろそろ亮と保険医が戻ってきてもいいかな。
亮：	「こっちです！　ほら先生連れてきましたよ！」
ＧＭ：	保険医は袴田先生の様子を確認すると、手早く応急処置をする。
保険医：	「もうじき救急車が来るから…」
ＧＭ：	ちなみに御須科大の保険の先生は、養護教員ではなく医師ですから。
亮：	さすが本職
佳奈：	やや青ざめた感じでうなずいて、その場を離れよう……むう
亮：	さて、落っこちてきたプレートとか見てみようかね。どこかおかしなところがあるか、調べられます？
ＧＭ：	うーん、そうだねえ。目星で判定してみ？
亮：	おお、得意分野だ。80で判定します……（ころころ）24。成功ー
佳奈：	それ、私も判定して良い？　25ねー……（ころころ）51。あんっ
ＧＭ：	では、亮は、プレートが不自然な位置に落ちていることに気づく。
亮：	マンションから九ｍ離れてますか
ＧＭ：	その突っ込みの意味が分からん（ぇ
亮：	まあとにかく、普通にはずれて落ちたのではありえない位置なんですね？
ＧＭ：	です。
佳奈：	むう……事件の匂いがするぞ
ＧＭ：	真下に落ちるはずなのに、ずいぶんと横にとんだ感じに見える。
亮：	「先輩、これちょっと変ですね。まるで誰かが投げてきたみたいな……」
佳奈：	「投げた……？　あ、ほんとだ。……でも、いったい誰が投げられるの？　こんな大きなの」　と、プレートのかかってたところを見るわけですが。足場とかないよね？
亮：	心霊現象なら逆に、プレートの裏に手形とかついてそうなもんですが（笑）
ＧＭ：	少なくとも、壁からプレートをはずして投げるだけの足場は無い。
佳奈：	心霊現象にしろトリックにしろ、とてもあやしいですよー……
ＧＭ：	さて、保険医が戻ってくる。
保険医：	「袴田先生の怪我は幸いそれほどでもなかったわ」
佳奈：	ほーっ、と、胸をなで下ろそう
保険医：	「さて…キミ達が見聞きした事を、聞かせてもらおうかしら？」と、キミ達は職員室に連行される（え
亮：	まあ別に後ろめたい事もないですし、みたまんまを話しますよ。
佳奈：	あいあい。特に隠すこともないですしねー。隠しておいた方がいいことはありそうですが（ぇ
ＧＭ：	先生たちも別にキミ達がプレートを投げた、とかとは思ってないらしいので、それほど時間はかからず開放される。ただし最後に
先生：	「篠原。お前、最近幽霊とかなんとか言いふらしているだろ？　そういうのやめろよな？　実際けが人が出てる事故なんだし」
亮：	ほら怒られた
佳奈：	「え、あ、わ、わたしがいってるわけじゃあ、……う、ごめんなさい」　しゅん
ＧＭ：	で、外に出るともうすっかり夜。
佳奈：	「あー、月がきれいだねー……」
亮：	「すっかり雲がかかってますよ」
佳奈：	「そろそろ満月だねー……。遅くまで付き合わせちゃったね」
亮：	「悪いと思ってるならもう少し大人しくして下さいよ」（ぇー
ＧＭ：	と、この日は帰宅する、と（何
亮：	先輩が悪さしなければ（何＞帰る
佳奈：	大丈夫だよ、ちゃんと家帰ったよ（ぇ

シーン７・昼休みには不穏な会話？
（朝方、またも掲示される校内新聞。その見出しは「体育館の幽霊」事件を煽るようなものだった。佳奈はそこで御子柴と遭遇。昼休みに情報提供を受ける約束を取り付ける）

ＧＭ：	と、いうわけで昼〜
佳奈：	あいー。おべんと持って屋上へ。亮くん誘った方がいい？
亮：	「どうもー。先輩が悪さしないようお目付役で来ましたー」（ぇ
御子柴：	「えーとね…」と手帳をぺらぺらと捲る。
佳奈：	神妙な面持ちで聞いてましょう……こっちもメモ帳出しとくかな。表紙の真ん中にサンリオ系のマスコットが書かれたやつ（ぇ
ＧＭ：	御子柴はつらつらと手帳の内容を読む。とりあえずかいつまんでしか話してない印象だが……
佳奈：	かいつまんで、でも。情報はひとつでも多く欲しい
亮：	気になるところはその都度突っ込んでみればいいでしょう
佳奈：	ですねー。ああ、頼りになるな亮くん
ＧＭ：	とにかく、噂話のソースはかなりいい加減らしい。高一の生徒が、「去年の話」として話した、「自殺したバスケット選手」の話が元になっているらしい。
佳奈：	根源はそこに行き着くか……＞自殺したバスケット選手
ＧＭ：	そこで亮は【INT】×5で判定してみようか。修正値アリでね。
亮：	はーい。【INT】13の5倍で65。修正は秘密だっけ。それ……（ころころ）41。-24といって成功
ＧＭ：	それならいいか…亮はふと思い出したが、実は中等部には別に体育館があるのだ。
亮：	まあ、そりゃそうだよなあ。
佳奈：	いくらなんでも中高大一貫で体育館がひとつきり、というのは、オーバーフローしますしねぇ……
亮：	……あれ？　自殺したってのはどこの選手？
御子柴：	「さあ？」
亮：	「そりゃ筋が通らないですよ先輩。うちの学年のやつが去年聞いたってんなら中等部の話でしょう？」
御子柴：	「あれ？」
佳奈：	「……待って、なんか、なんかおかしいよ……。そもそも、その人は実在してたの？」
亮：	「そもそも自殺したなんて話、本当にあったらニュースかなんかになってるはずですよ。そこからまず確認してみるべきじゃないですかね？」
御子柴：	「まあ、そーいう噂もありまーす、って話だからねえ、ハハハ」
佳奈：	「それに、噂の出所とかもぜんぜんわかんないんだよね？　仮に実在してたとして、亮くんの言うことが正しかったら……高校の体育館とはなんの関係もないはずだし……。 うん、そうだよね……そこからはじめないとね」　……さて、あの技能が火を噴くかー（ぇ
佳奈：	あと……事故にあった生徒の氏名はわかる？　あと住所、というか何処の病院に入院してるか、とか
御子柴：	「そーれーはー…鋭意調査中ッ（汗」
佳奈：	「ありゃ……えーと、うん、がんばってね（汗」
佳奈：	（亮くんがなにやらニアミスってたのよなー……気になるのですよな（何）
亮：	まあ、うちのクラスの子のことなら確認すればすぐ判るでしょーけど
佳奈：	じゃあ、その辺は亮くんに任せる（ぇ
ＧＭ：	まあそういうことであれば御子柴は去る。
佳奈：	あいー。ありがとう御子柴さん、深入りしないで、ヤバいと思ったらすぐ手を引いてねー（何
亮：	「それはむしろ先輩ですよ。ったく。先生から叱られたばっかりなの、もう忘れたんですか？」
佳奈：	「覚えてるよー。でもね……ほんとうに幽霊がいるにせよ、幽霊のふりした誰かのしわざにせよ、そのせいでけがしてる人がいるのは事実だよ。 これは事故なんかじゃない、事件なんだ。誰かが、解決しないと」
亮：	「そういうのは専門家がやった方がいいと思いますけどね。やけどしても知りませんよ」
亮：	まあ、自分のクラスの事くらいは、そのへんのクラスメートを捕まえて聞けばすぐわかるんじゃないかと？
佳奈：	「覚悟は、できてる。それに……わたしは、専門家だもん。この学校唯一の」　というわけで亮くんにシーン変えちゃってください（ぇー

シーン８・お見舞いに行こう
亮：	さて、なんかそぶりのおかしかったクラスメイトのことを調べるんでしたか
佳奈：	今のところ接点は亮くんにしかないの、ガンバ（ぇー
ＧＭ：	まずはクラスメイトの名前を思い出すという難行を（ぇ
亮：	席順見て、空いてる席のやつのところを調べれば一発だろ
ＧＭ：	記憶から出てこないのが悲しいところですが（ぇ）。まあ亮はその生徒の名前を知ってていいや。名前は、高奈みき。で、他に何が知りたい？
亮：	「確か……高奈だったかな。高奈みき」おばけとか興味ありそうな子なんで？
佳奈：	住所なり入院してる病院なりが分かればいいなぁ……＞他に
ＧＭ：	そういうそぶりは無かった。あんまり愛想のいい子ではなかったという印象がある
亮：	ふーん。ま、お見舞いしたいとかなんとか担任に言えば教えてくれないすかね
ＧＭ：	えーとだな、亮は【INT】×5で判定を。
亮：	13×5=65だな。……（ころころ）75。調子わるいな
ＧＭ：	では君は何かモヤモヤした気持ちのままだ。
亮：	もやもやもや。
佳奈：	「高奈さん、かぁ……。……亮くん、どうかした？」
亮：	「ん……あ、いや別に」さて何だったかな……という。ともあれ、とりあえず担任とこ行ってみますかね？
佳奈：	「そう？　ならいいけど……。うん、おねがい。わたしだと、ほら不自然だし」
担任：	「おー、古木田、どうした？」
亮：	「かくかくしかじかで高奈の入院先知りたいんですがー」もちろんオカ研の事じゃないですよ（笑）
担任：	「古木田、ありがとな。でもなあ、高奈も今はちょっと動転してるし……怪我で、な。 だから、また落ち着いたらクラスの皆でお見舞いに行こう、ってクラス委員とも話してたんだよ」
佳奈：	（言いくるめ、言いくるめー（ぇ）
ＧＭ：	言いくるめたいの？
亮：	まあ、試してみますか
亮：	レベルは60です……よっと、（ころころ）81。うげ、ほんと調子わるいなぁ
ＧＭ：	あー、じゃぁ、亮は【幸運】で判定を。
亮：	むー幸運？　65で判定ー……（ころころ）57。危ない危ない、こんどは成功
ＧＭ：	んむ、では亮が諦めて職員室から出ようとすると、一人生徒が入ってくる。
亮：	おっ。顔見知り？
ＧＭ：	生徒は「よっ」と軽く挨拶すると、職員室へと入っていく。彼は中学三年の時の同級生で、田畑という名前の生徒だ。
亮：	あー、なんか聞き覚えあるぞ。実家が病院の？　そいつが来たって事は……ふむ、耳をそばだててよう
ＧＭ：	じゃあ＜聞き耳＞で判定を。
亮：	スキル75……35。余裕で成功ー
ＧＭ：	では、田畑と教師の会話は普通に聞こえるね。
田畑：	「先生、図書室の鍵ここに置いときますね」
教師：	「ああ、ご苦労さん」
ＧＭ：	田畑は鍵を教師の机の上に置くと、職員室から出て行く。
田畑：	「失礼しましたー」ガラガラガラ、ピシャン
亮：	じゃあ、出てきたところを捕まえよう。「よっ。相変わらずくそマジメにやってんなあ」
田畑：	「古木田がフラフラしすぎなんだよ（笑）。で、どしたの？」
亮：	「いやほら、うちのクラスの高奈が入院したって……ちょっと待て。入院先なら判ってたんじゃないか（笑）
田畑：	「うん、ウチ。でもあんまり言わないでよ？」
佳奈：	……なんと（笑
ＧＭ：	そだよ（＾＾；
亮：	「わかってるって。それでさ……実際どんな感じだったのかね？　ちょっと気になる事があってさ」
田畑：	「そーいうのは、職業柄部外秘だよ…まあ、実際僕はよく知らないんだけどね」
亮：	「ちぇっ、しっかりしてやがんなー」
田畑：	「ごめんね」
亮：	「でも、面会はできるんだよな？」
田畑：	「どうだろ？　行ってみれば？　でも僕に聞いたなんて言うなよ？」
亮：	「ああ、サンキュな」
ＧＭ：	そういうと田畑は去っていった……
亮：	……で、立ち去る田畑を見送ってから、「だ、そうですよ先輩」どうせそばに隠れてるんでしょ（笑）
佳奈：	「……えへ、ばれたか」　照れ笑いしつつひょこ、と出てこよう。「それじゃあ、さっそく行ってみようかー」で、お見舞いの品もテキトーに買ってから行くよー
ＧＭ：	田畑医院は市民病院以外では一番大きい病院で、学校から徒歩で30分くらいの場所にある。
亮：	あいつ、結構いいとこのお坊ちゃんなんじゃねえか（笑）
佳奈：	医者の息子……有望株？（何）まあともかくお見舞いに行きましょう。ついでに聞き込み（ぇ
ＧＭ：	お見舞いは何を買う？　ちゃんとジャパニーズマニーを消費するように（ぇ

（侃々諤々の議論の末、結局一口サイズのケーキの詰め合わせを持って行くことに）

シーン９・病院にて
ＧＭ：	で、場所は田畑医院
亮：	「面会受付はあっちみたいですよ」
佳奈：	「うん、じゃあ行こう。　すいませーん、えと、お見舞いに来たんです。高菜みきさんなんですけどー」　とかなんとか
ＧＭ：	高奈の病室は三階の３０３号室。看護師に止められるようなことはなかった。
亮：	では行きましょう。
ＧＭ：	病室の中には誰か居るようで、話し声が聞こえる。
佳奈：	あいあい。……おう
亮：	先客？　誰だろう。聞き耳を立ててみよう
ＧＭ：	わりと大きな声なので普通に聞こえる。「みき、元気だしなよー」とかなんとか
佳奈：	ああ、友達かな……話し終わるまで待ちましょうか
ＧＭ：	五分経過…十分経過しても出てこない。
佳奈：	……むむむ。結構長話だなぁ
ＧＭ：	しかも今はシーンとしてる。
亮：	ずっとそんな調子なんですか？
亮：	おや。……仕方ない、ここで顔だしますか
佳奈：	ですねぇ……こん、こんとノック
中の声：	「はーい？」
佳奈：	「すみませーん。あの、お見舞いに来たんですけど……」
中の声：	「（え？　誰……？）あ、どうぞー」
亮：	中に居るのはどんな人？
佳奈：	あい。では入りましょう。……亮くんを前にして（ぇ
ＧＭ：	ではガチャリと。ベッドの前に三人、高校の制服を着た女子が座ってる。
亮：	「俺は同じクラスの……」
女子Ａ：	「あれ、古木田君？」
女子Ｂ：	「あー、なんで男子がくるのよーッ！」
亮：	しまったっ、全員同じクラスかっ（笑）
佳奈：	（仮称、赤井さん、黄島さん、緑沢さん、と（何）
亮：	（信号機トリオか
佳奈：	（三人だし（ぇー）
ＧＭ：	いや、違う。飛羽、鮫島、豹だ
亮：	ぇー
ＧＭ：	で、三人は佳奈を見ると、何で？　という顔をしつつも「こんにちは」と挨拶をする。
ＧＭ：	御須科大付属智戸高校の制服には襟に学年を表すラインリボンが付けられているので、制服を着ていれば相手が何年かわかるのだ。
佳奈：	「えへへ、こんにちわ……」　ひょこ、と亮くんの後ろから顔を出そう。「あ、これ、お見舞いです。どーぞっ」 とケーキをリーダーっぽい子（ぇ）に渡して。高奈さんの様子はどう？　起きてる？
亮：	「や、昨日ちょっと……な」と思わせぶりな事をつい口走ってみる
ＧＭ：	みきは、ベッドを立てて身を起こした状態でいる。起きているようだが……
亮：	「……よ、よう」
佳奈：	「わたしは亮くんのつきそいー。おかまいなく」　……話はできそう？
亮：	なんかさー、はたから見るといろんな意味で怪しいんだけどー（笑）
佳奈：	（まあ、ダシにしたわけですが（ぇー）。　まさか先客がいるとは思わなかったからねぇ（汗）
ＧＭ：	うーん、では佳奈は【INT】×5で判定をしてみるように。
佳奈：	あい。80ー……（ころころ）53。よし
ＧＭ：	では、佳奈は気づくが、みきはこのやり取りの間もまったくこっちに意識をむけた様子が無い。どこかうつろな表情のままだ。
佳奈：	むう……なんというか、SAN値が減っちゃってる感じ？

（SAN値は正気度の俗称。減れば減るほど狂気に近付いていく）

ＧＭ：	そこまではわからないが尋常ではない様子だ。
佳奈：	むむむ……本人から話は聞けそうにないか、これでは
亮：	俺は気づかないんですかそれ（何
ＧＭ：	いや、気づいていいよ。
佳奈：	私が気付いた時点でサイン出すでしょうしねー
亮：	じゃあ気づいた（笑）　先客３人に話しかけてみよう。「ずっとこんな感じ？　俺、詳しい事聞いてないからよくわかんないんだけど……」
女子Ａ：	「え、ええ。ずっとこんな感じなんです…。話しかけても…時々会釈する程度で」
女子Ｂ：	「こんなんだから、皆に見舞いに来させるのはやめよう、ってみきのお母さんとも話してたんだけど」
亮：	うーん……。一応、高奈のそばに立って話しかけてみるか。「俺、わかる？　古木田だよ？」
ＧＭ：	亮の問いかけにもみきは殆ど無反応だ。
亮：	「ったく……マジでお化けでも見たってのか？」（ぼそっと）
佳奈：	「そっか……」　むう。……オカ研がどうの、なんて言い出したら目も当てられないぞこれは（汗）。「んー……ごめんね、押しかけちゃって」
ＧＭ：	しかし神は試練を佳奈に課せるのだった（何）。＜オカルト＞で判定してみるように。
佳奈：	あい。85ー（ころころ）22。おお、結構いいぞ
ＧＭ：	佳奈のオカルト脳が動き出した！
佳奈：	うひぃ、なんか動いた（汁
亮：	先輩のオカルト脳が動き出すと先輩は目を剥くんだ！（ぇー
佳奈：	「……んー」　どう言ったものか、ちょっと思案してる感じで。「……亮くん、出よう。わたしたち、おじゃまだったみたい」
亮：	裏でなにかあったか（ぇ
佳奈：	うん、まあ（何）。　詳しくは外で、とそういう意思を込めて目配せする（ぇ
亮：	「あー、そうですね。それじゃ俺たちは帰るよ。高奈、お大事に」
ＧＭ：	女生徒達も挨拶する。
佳奈：	「失礼します。おだいじにー……」　とまあ、亮くんと連れだって外へ
亮：	で、廊下にでるなり「何か気づいたんですか、先輩？」
佳奈：	で、外で、心持ちトーンを落として、 「……軽い、憑依状態だと思う。霊魂によるマヒ状態、みたいな。普通の……医学的な治療じゃ治らないよ、たぶん。そうなった原因を取り除くかしないと……」
亮：	「は。……また始まった、先輩のヨタ話」
佳奈：	「むー……。信じてくれなくてもいいけど。でも、高奈さんが心配なら手伝ってほしいな」
亮：	「そりゃ俺にだって高奈が普通じゃないのは判りますよ。だからって……あー、まあいいです。先輩の案に乗りましょう。何考えてるんです？」
佳奈：	「……とりあえず、図書館かな……？　ほら、自殺したバスケット選手の話、あれ確かめにいくの」
亮：	「関係あるとは思えませんがね……まあ、手がかりが他にないのも確かですし」
佳奈：	「うん。調べるの、手伝って。行こう」
亮：	「……はっ。なんでまた俺が手伝う事に決まってるんだ？」（笑）
ＧＭ：	図書館は、学校の図書館と、市の図書館があるが、どっちへ行く？
亮：	新聞とか充実してるのは市営のほうと違いますか
佳奈：	「ほら、行こう行こうっ。そうと決まれば善は急げ！　……智戸高オカルト研究会、れっつごー！」 ですねー。過去の新聞記事掘り返しに行くわけですし。というわけで市の図書館へー
亮：	納得いかないままずるずる引っ張られていきます（ぇー

シーン１０・図書館で調べ物
ＧＭ：	では、＜図書館＞の技能で判定なのですが…成功してもしなくても、4時間時間を消費します。 従って判明した時点で図書館の閉館時間になっちゃいます。よーするに夜になる。さあ判定されたし。
佳奈：	あいー。75です。……むう。ぎりぎりか。まあいいや、それー（ころころ）68ー
亮：	あ、振る必要なくなったな俺。スキルないから25でしか振れなかったんですよ
ＧＭ：	や、亮も判定するよろし。成功したら2時間で見つかったことにしてあげよう。
亮：	おうじゃあ振る。（ころころ）80。だめー。四コママンガおもしれー
佳奈：	「えーと、これは違う……これも……亮くーん、てつだってよー」（ぇ
ＧＭ：	では、閉館時間に限りなく近い時間になって、やっと佳奈はそれらしい新聞記事を発見する。
佳奈：	「……これかなっ？　亮くん亮くん、ちょっと来て」　と、新聞記事指さしつつ
亮：	「どれどれ？」後ろから覗き込んでみましょう
＜事故自殺の両面から調査中　学生バスケットネットに首をつった状態で死亡しているのが発見される＞
亮：	「とりあえず、煙の火元はあったわけですね」
佳奈：	とりあえずまあ、メモりつつ読んでみるわけで……うわぁ。発見された現場とかは書いてある？
亮：	てかそれ、いつごろの話です？
ＧＭ：	日付は、2年近く前。場所は、民営のスポーツ施設の、バスケット施設。
佳奈：	「そうだね……ほんとうのこと、だったんだ」　表情をちょっと硬くしてよう。2年前か……民営のスポーツ施設？　学校とは関わりあるの？
ＧＭ：	バスケットコーナーを上げ下げして、メンテナンスするために取り付けられていたワイヤーに首をつった状態で発見されたらしい。 学校とは関わりが無い。ただ、学校の生徒はよく通っていたらしい。何時間○○円で貸してくれるスポーツ施設ってあるじゃない。ラウンド○ンとか。
亮：	自殺の動機はあったんすか？
ＧＭ：	ない。だから、最終的には警察も事故として処理したらしい。
佳奈：	むう……学生の名前とかは？
ＧＭ：	＜県立○○高校1年生　高奈学さん【16】＞
亮：	な、なんだって？
ＧＭ：	AA略
亮：	やかましい
亮：	高奈って、あの高奈か？
佳奈：	……おう。「きょう、だい……？」
亮：	あのとき変な目で見てたのは、ひょっとしてこれか？
佳奈：	まだ確証があるわけではないですが……むう。……やっぱり現場に戻ってみるべきか、これは
亮：	「でも２年前ですよ。今頃いったって何も残ってないですよ」
佳奈：	「物的証拠は、ね」　……まあなんにしろ、翌日回しでしょうが
ＧＭ：	では今日はもう行動しない？
佳奈：	ですねー。今日の所は帰宅する所存
ＧＭ：	では、その日は帰宅した、まる。
佳奈：	あーい。亮くん送ってってー（え
亮：	「先輩の家、反対方向じゃないですか」（笑）
佳奈：	「亮くんバイクでしょー？」（ぇー
佳奈：	とまあ、そんなことを言いつつ（ぇ）。シーン切っちゃってください（ぇー

シーン１１・薔薇十字祓法
ＧＭ：	その日の晩。
佳奈：	まあ、何も起きてくれないとそれはそれで困るという話もデスね（ぇ
ＧＭ：	アレスター・クロウリーの本とかが本棚にある、あんまり可愛くない佳奈の部屋。
亮：	不気味なぬいぐるみとか飾ってそうですね。
佳奈：	あいあい。不気味違うぞ、かわいいクトゥルフのぬいぐるみだぞ（ぇ
ＧＭ：	とりあえず【幸運】で判定してみよう。
佳奈：	おけ、75ー（ころころ）84。あれー？
亮：	いい感じですねｗ
ＧＭ：	では、佳奈は帰宅早々、床に積んだ古くて重そうな本の山にけ躓いてこけた。
亮：	そしてそのまま二度と立ち上がることはなかった……　　−完−
ＧＭ：	佳奈が死んだら一心同体の亮も死にます（ぇ
亮：	勝手な設定を増やすなｗ
佳奈：	こけ、べしゃあっ　「あいったーっ。……ててて、すりむいたー」　鼻の頭を押さえつつ起き上がる
ＧＭ：	ふと、手元に当たった古い本に目が行く。
佳奈：	んー……どんな本です？
ＧＭ：	＜薔薇十字祓法＞。随分前に神田の古本屋で大枚はたいて買った本だ。
佳奈：	……おお。「あ、これ……」　よっと、と座り直して、でっかいくちゅるー様のぬいぐるみを引き寄せて（ぇ）。おもむろに読み始めるですよ
亮：	とりあえずそのシュミの悪いぬいぐるみは捨てませんか先輩
佳奈：	えー、かわいいじゃないーお気に入りなのにー（ぇ）。 あー、そういえばあの時は月のお小遣いほとんど使っちゃってパンの耳に塩振って食べて一月しのいだっけ……とか回想しつつ（ぇ）読みふけることにしよう……
ＧＭ：	では、佳奈は【INT】×1の判定をするべし。
佳奈：	あいよ。……16ー（ころころ）94。ぐお！
亮：	先輩……（笑）
ＧＭ：	うーん、佳奈は漠然と方法を学んだだけだった。
佳奈：	「んー……むー。ざっと読んでみるだけじゃだめかなー」　その内本格的に勉強しよう、と思いつついつの間にか日付が変っていたという（ぇ
＜剣指で空中に十字をし、それを囲むように円を描くべし。そしてその中心に剣指を射し、唱えるべし。”ヴァーテ、レトロー、サタナス”＞
佳奈：	記述の通りになんとなく身振りしてみたりして。「う゛ぁーて、れとろー、さたなす……むー」
佳奈：	（どうでもいいが佳奈さんは不用意に試しすぎだと思った（ぇー）
亮：	（ていうか先輩、その術の効果わかっててやってます？（笑）
佳奈：	（まあ、お祓いの方法なのだろうな、と漠然と（ぇ）。深く知るには読み込まないとどうしようもないというか（ぇー）

シーン１２・お祓い
（亮は昨日病室で出会った女子Ａより、今日も見舞いにいってもらえるよう頼まれる。そして放課後、例によって現われた佳奈と共にお見舞いに行くことに）
ＧＭ：	さて病室。今日も高奈みきは上半身を起こした状態で、虚ろなままでいる。見舞いは君達ふたりだけだ。
佳奈：	あい。「こんにちわー……えーと、はじめまして（ぺこり」
亮：	「やあ高奈、今日も来たぞー」
佳奈：	やっぱり反応無し？
みき：	「…………」
亮：	「なんだ相変わらずか？」そばに寄ってみるけど
ＧＭ：	みきは色白だね。顔はわりと整ってるほう。
佳奈：	「そこの……古木田亮くんの先輩でオカルト研究会部長の、篠原佳奈、っていいます。よろしくね」　とまあ、亮を尻目に自己紹介などするわけで
みき：	「…………」
佳奈：	……で、亮くんの名前にも特に反応無し？
ＧＭ：	特にナシ。
亮：	うーん。兄貴の名前を出すと反応するんだろうか
佳奈：	あー＞兄の名前を　……むう。「えーっと……聞きたいことが、あるんだけど。いいかな？」
みき：	「…………」
亮：	「なあ、こないだは悪かったな。その、知らなかったとはいえお前の兄貴の事を馬鹿話みたいにいって」
みき：	「…………」
亮：	これも反応なしかー
佳奈：	「うーん……えっと、学校の、体育館のことなんだけど……」　と
みき：	「…………」
ＧＭ：	ぴくッ
佳奈：	……むう。「その……なにがあったのか……聞いても、だいじょうぶ？」
みき：	「…………」
亮：	「聞いても答えられる状態じゃないんじゃないですか？」
佳奈：	「あ……そっか。ごめんね。……ちょっといいかな？　最後に、ちよっとおまじない」　とまあ、例のお祓いを試してみたく
ＧＭ：	あいよ。では、佳奈は【MP】を5点消費するよろし。
佳奈：	うーい。「えと……剣指で空中に十字をし……」　と脳内で復唱しつつ実行ー。「……”ヴァーテ、レトロー、サタナス”」
亮：	ほんとに大丈夫なのか……という風なじと目でみてます
みき：	「…………」
ＧＭ：	ヒ　ヒ…　ヒキェェェェェェェェ！！　と、奇怪な物音がする。
佳奈：	（……いやんエクソシスト ＼（´ヮ｀；）
亮：	「高奈？　おい、どうした高奈しっかりしろ！？　何やってんですか先輩！　そいつはいったい……」
みき：	「…………、……お兄ちゃん！！」
ＧＭ：	と、突然高奈はがば、と右手を前に突き出して、何かを掴もうとするようなしぐさをする
亮：	それをなだめるような感じで押さえよう。
佳奈：	「おまじない……ちゃんとかかったみたい。高奈さん、だいじょうぶ？」
みき：	「……古木田君？」
亮：	「やっと気づいたか。おはよ、高奈」
みき：	「あたし、なんでここに…古木田君、ここでなにしてるの？　ここどこよ…」
亮：	「かくかくしかじかで入院してたんだよ。みんな心配してたぞ？」
みき：	「…………」
亮：	「で……」ここで真面目な顔になって「何が、あった？」
みき：	「そうだ！　お兄ちゃんが！」
佳奈：	「まあまあ、おちついておちついて。ケーキあるよっ」　と高奈さんの前にケーキの箱を差し出したい（ぇ
みき：	「！！　……あ、すみません…」
佳奈：	「それ食べながら、何があったのか話してくれるとうれしいな。あ、お茶いれようか？　ポットどこ？」
ＧＭ：	と、いうわけで、高奈みきは一部始終を話してくれる。
みき：	「こんな事言うと、頭がおかしいと思われるかもしれないけど……」
佳奈：	「うん、話してほしいな。どんな話でも、聞いてから判断したいからね」
ＧＭ：	やはり彼女は体育館へ行ったらしい。そしてそこで、バスケゴールが落下してきて、右腕に打撲を負った。
亮：	「あのゴールは交換したほうがいいな。どうせ業者が手抜きしたんだろ」
みき：	「違うわ！　…あれは事故じゃない」
亮：	「じゃあ何なんだよ」
ＧＭ：	曰く。彼女が体育館へ行き、「お兄ちゃん！？」と叫ぶと、どこからともなく声がしたという。「誰だ」と。
みき：	「あたしが「お兄ちゃん？」と聞き返すと、バスケゴールが壁からもげて……わたしを狙うように暫く中を浮いてから、飛んできたのよ！ あれは事故で落下してきたんじゃないわ！」
亮：	「気のせいじゃないのか？　なんというかその……場所がら、高奈の想い出かなんかが呼び起こされてとか」
佳奈：	「亮くん、いちおう全部聞いてから判断したほうがいいよ。誰の声だったか、わかるかな？」
亮：	先輩に気圧されるようにとりあえず黙るわけで。
みき：	「いえ、わかりません。どんな声だったかもはっきりは…。 でも、少なくともあれはおにいちゃんじゃなかった…」
ＧＭ：	ちなみにみきは、さっきからおにいちゃんを連発してはいるが、お兄ちゃんについての詳細は何も話していない。
佳奈：	「そっか……ありがとう。壁からもげたのかー。ポルターガイスト……にしちゃちょっと大仰かな？ でも、ヨーロッパじゃ教会の椅子が浮いたりもしたらしいし。……あ、そうだ。高奈さんのおにいさんってどんな人なのかな？」
みき：	「………」
佳奈：	「話しづらいなら、話してくれなくてもいいから。ごめんね」
亮：	「高奈？」
みき：	意を決したように、「もしかしたらご存知かもしれませんけど、新聞に書かれてた、自殺したバスケ部員、っていう話は、たぶんお兄ちゃんのことだと思うんです」
ＧＭ：	彼女はあらましを説明してくれる。曰く。 殆ど既知の話だが、少なくとも家族には兄に自殺する動機が無かったこと、死んだ次の日に、歯医者の予約を入れていたことから、事故だったと確信している。 警察もそう判断したが、首をつって死ぬという異様な死に方故に、噂には尾鰭がついたようだ。
みき：	「わたし、もし体育館の幽霊が、本当にお兄ちゃんだったら、聞きたかったんです。事故だったのか、それとも自殺だったのか」
亮：	「まあ……気持ちはわからないんでもない。けどなあ……」
佳奈：	「……ありがとうね。つらい話、聞いちゃったね。ごめんね」
みき：	「いえ、いいんです。本当は誰かに聞いてもらいたかったんです……」
佳奈：	「そっか。溜め込むのはよくないからね。わたしたちでよかったら、いくらでも聞いたげる。話してくれて、ありがとうね」
亮：	「それにしても、幽霊、ねえ……」（腕組み
ＧＭ：	みき「誰だ、っと聞かれたから、わたしよ、みきよ、と答えたんだけど、ダメだった…だからきっとあれはおにいちゃんじゃないと思うんです。 お兄ちゃんだったら、わたしが分からないこと無いと思うし…」
佳奈：	「そうだね。……わたしたちが、確かめるよ。ほんとうに、高奈さんのおにいさんなのか、それとも別人なのか」
ＧＭ：	まあみきの話は以上だ。
亮：	「ま、なんだ。高奈はゆっくり休め。あとは俺たちでなんとかするから」
佳奈：	「オカルト研究会に、おまかせっ！」　とん、と自分の胸を叩いて言おう
亮：	それを遮るように「クラスメイトだしな！」（ぇ

シーン１３・ＧＯＧＯ体育館
（というわけで体育館に忍び込むふたり）

ＧＭ：	一階は家庭科室、家庭科準備室、技術室、技術準備室、倉庫、予備教室がある。入り口から入ったすぐ右側が、上下に通じる階段になっている。
亮：	「何やってたんですか俺だけ先にいかせといて」
佳奈：	「うー、ごめんね？　先生に見つかっちゃってー」とかなんとか。「六時になったら鍵閉まるから、それまでに終わらせよ」
亮：	「はいはい、さっさと見て帰りましょ」
ＧＭ：	上は体育館。下は体育倉庫らしいが、実際グラウンドで体育をやるときは、 運動部のクラブハウスの端っこにある体育準備室から道具を持ち出すので、普通の生徒は地下になにがあるのかよく知らない。
佳奈：	むう……怪しいなぁ＞体育倉庫　……まあ体育倉庫へは後でいいか。体育館へー
ＧＭ：	で、階段を登ると、体育館の前にエントランス。ここには右側に施錠されたドア、左側には予備放送室（小部屋）がある。
亮：	件のバスケットゴールは？
ＧＭ：	正面は体育館入り口。ドアは防音も兼ねた二枚扉だ。
佳奈：	体育館のドアは開いてる？
ＧＭ：	今は閉まってる。
亮：	他にどこか入れる場所はないすかね
佳奈：	多分体育館の中ではないかとー＞バスケットゴール　外れた奴は、体育倉庫なりどっかにしまわれているのでは
ＧＭ：	そしてドアの前には、大きな体育用具を入れたカーゴが置かれている。
佳奈：	おう……まずはそのカーゴをどかさないとダメかな？　鍵がかかってるかどうか確認するにせよ
亮：	おや。おもむろにドアの前まで行って、手をかけてみよう。開く？
ＧＭ：	いや、カーゴが邪魔でドアに手が届かない。どけないと。
佳奈：	あいー。ふたりで手分けしてどかしましょうか
亮：	まあ、しょうがないですね。先輩そっち引いて
ＧＭ：	【STR】×4で判定してね。
佳奈：	「ん、こうかな……んしょっ」　36%。では振るー（ころころ）80。ああん
亮：	【STR】12なので48％かな（ころころ）7。なんだこのダイス（笑）
ＧＭ：	では、カーゴはずれ始めるが、佳奈が変な引っ張り方をしたせいか、リノリウムの床に擦れて、ギイギイと変な音を立てる。
亮：	先輩邪魔！（ぇー
佳奈：	「わわっ」　慌てて手を止める。亮くんに任せた方がいいのかしらん
ＧＭ：	まあ、なんとか隙間からドアの前までいけるスペースは出来た。
亮：	「はいはい、そこで待ってて下さいよ」ドアを確認しにいきますがー
亮：	ていうか、先輩が引っ張りそこねて轢かれたんじゃ……（何
佳奈：	「うー、いたいよーおもいよー」（ぇー
ＧＭ：	ドアは動く。開く。
佳奈：	「……どう？」
ＧＭ：	映画館とかコンサートホールの扉を想像してね。
亮：	「ああ、やっぱり。鍵が閉まるならこんな風にしないと思ったんだ」
佳奈：	あいあい。観音開きなんですかね
亮：	押し開いてみせましょう。

（ｼｰｰｰｰｰｰ･･････････････････--------ﾝ）

ＧＭ：	館内は薄暗い。むしろ真っ暗に近いと言えるかもしれない。
亮：	つかつかつか、先に入っていきましょう。
佳奈：	「わ……。亮くんさすが」　というわけで入りますよー。……電気点けたら目立つね。とりあえずこのままで
亮：	「さすがにこの時間ともなると真っ暗ですね。さあて、例のバスケゴールはっと」
ＧＭ：	体育館は正面に舞台というか段があり、正面左右側の壁にドアがある。問題のバスケゴールは、左側一番奥の、壁の張り出しの端っこに取り付けられていた。
亮：	「暗い方が、先輩お望みのモノは出やすいんじゃないすか？」
佳奈：	「んー……そうだね」

（手分けして亮がライトを、佳奈が左右ある扉を調べることになる。まずは佳奈から）

シーン１４・扉を開けてみよう
ＧＭ：	左側は鍵がかかってて、開かない。右側は開く。
佳奈：	むう、じゃあ右を開けてみよう
ＧＭ：	がちゃり。
亮：	おそろしい　かいぶつが　おそってきた！（違
ＧＭ：	右側の扉の内側は舞台の袖とは繋がってない。
佳奈：	きぃ…………、と軋むような音がするんですね。かすかな音の筈だけどいやに大きく。む、じゃあ何処と繋がってるんでしょう
ＧＭ：	おそらく、バスケ部かなんかが、倉庫かロッカー代わりに使っているのか、ロッカーが何個かと、ジャージとか体操着が置かれている。
佳奈：	あー。扉は開けたまま、ちょっと中を覗いてみよう。照明のスイッチとかはある？
ＧＭ：	あるよ。天井が低いから注意。
佳奈：	あい、ではカチっ。……体育館の照明じゃないよね？（ぇー
ＧＭ：	狭いロッカールームの天井の裸電球が点灯する。おそらく、舞台の袖の下に作られたスペースではないかと。
佳奈：	あいあい。心持ち身をかがめつつ、中を見て回ろう……。「変なしみとか無いかなー……（ぇ」
ＧＭ：	バスケ部員の体操着とかが置かれている。当然ちゃんとたたんであるよ。男女別でね。
佳奈：	ロッカーは全部鍵がかかってる？
ＧＭ：	ロッカーは空くよ。たいしたものは入ってないけどね。
佳奈：	そうでしょうねぇ……。部員簿、というかそういうのはないかな
ＧＭ：	そういう事務的なアイテムは皆無だね。あるのはただ何着かのジャージと体操着。あと、数年前の体育祭で使われた、応援のきぐるみの頭。端っこに置かれている。
佳奈：	あー。特に手かがりになりそうなものはなし、と。むう、どんな着ぐるみ？　なんとなくそっちの方を見てみる
ＧＭ：	グ○フィ（ぇ）。どうも、その上に誰か乗ったらしく、眉間の部分がベコっとへこんでいる。
佳奈：	あー。ディ○ニーに怒られるぞ（ぇ）。　近寄って、その部分を撫でてみたりしつつ。「へっこんでるやー……。ひどいことするね」
？？？：	「ﾎﾝﾄﾆﾋﾄﾞｲﾖｰ」
佳奈：	「直してあげないのかな？」
？？？：	「ﾅｵｼﾃｰ」
佳奈：	「んー。ちょっとむずかしいかなー。亮くんはなんとか……できるかなぁ？」
？？？：	「ｷﾐｶﾞﾅｵｼﾃﾖｰ」
佳奈：	「わたしが？　わたしあんまり力ないし、ちょっとむずかしいかもー……あれ？」
亮：	先輩、鈍いにもほどがあります（ぇ
佳奈：	「……えー、っと」　きょろ、きょろと辺りを見回してみますが（何
ＧＭ：	相変わらずロッカーと裸電球、ベンチと体操着類があるだけ。
佳奈：	「えー……、っと……えー……とぉー……」　改めて、グー○ィーを見るわけで
ＧＭ：	君がグ○フィの方を見ると、へんなものと目が合う。
佳奈：	……はい、なんでしょう
ＧＭ：	グ○フィのきぐるみの頭が、君の顔と同じくらいの高さにある。
亮：	さっきは置いてあったよな？
ＧＭ：	プラスチックで作られている筈の目が、真っ赤に爛々と輝いている。
佳奈：	……それはつまり、彼が立ち上がってでもいるんでしょうか
グ○フィ：	「誰ダ（ｶﾊｧ）」
ＧＭ：	さて、ではSANチェ――――ック！　RPG界でも名高いこの判定をついにロールする時が来た（笑）。【正気度】を目標値に判定するべし！

（ＳＡＮチェックは、怪異を見てしまったりした際、正気を失わなかったか、という判定です。 これに失敗すれば（場合により成功しても）、正気度が減算され次回以降失敗しやすくなってしまいます）

亮：	ついにって（笑
佳奈：	いろんなところを一人歩きしてますからねぇ（笑＞SANチェック　あいよ、75っ（ころころ）3。うわぉ！
ＧＭ：	わりと冷静だ（ぇ
亮：	ダメだなあ、先輩みたいなのはモノホンに遭ったらおどろかなきゃ（ぇー
佳奈：	「えとー……こんば……ん……わあああぁぁぁぁっっっ！？」　あらん限りの大声で叫びつつ逃げよう。脱兎の如くっ

シーン１５・ライトをつけよう
ＧＭ：	さて、ちょっとだけ時間は遡って、舞台下。＜ジャンプ＞か＜登はん＞で判定してね
亮：	登攀40％〜（ころころ）40。ぴったり（笑
ＧＭ：	では、ギリギリ登れた。
亮：	「ふぅ、危ないなこの段差。なんでこんな設計なんだ。さて……と」照明の操作盤、すぐ見つかる？
ＧＭ：	左側の袖の端には、階段がある。右側は行き止まり。操作盤は無い。行き止まりの方にも
亮：	「こっちじゃあ無いみたいだ。上かな？」わずかな薄明かりをたよりに階段のほうへまわります。
ＧＭ：	階段は上下に通じている。上には、なにやら部屋がある。下は、暗くてよく分からない。
亮：	ふーむ……照明は上にあるんだし、上かもしんない。上がってみよう
ＧＭ：	上には音響制御室みたいなのがあるが、鍵がかかってて入れない。それから、体育館左側のキャットウォークに通じるドアもある。
亮：	音響室のドアをがちゃがちゃやってみるけど、開けられそうにない？
ＧＭ：	開かないねえ。もし無理にあけるのを試みるなら、【STR】×5か、＜錠前＞で判定を。
亮：	ダメモトで【STR】×5いってみよう。60％〜（ころころ）41。成功ー
ＧＭ：	では。バキ、とドアノブが折れて、ドアがギイイ、と開く。
亮：	「あ。……まいっか。きっと最初から壊れてたんだ」
佳奈：	こーわしたーこーわしたー（ぇーっ
亮：	日本語を間違えてはいけませんよ先輩。壊れてた、んです（ぇー
ＧＭ：	さて、中に入ると、オーディオとか、照明のコントロールがある。正面には舞台の上が見下ろせるガラス窓が。
亮：	「ビンゴっ。ゴールんところのはどれかな」スイッチに番号とか振ってあれば助かるんだけど
ＧＭ：	そもそもここ自体が薄暗くてよくわからん。
亮：	うーん。部屋の明かりをつけてみるか？　……やっぱやめとこう。他に明かりになるものはないかな。……ケータイとか使える？
ＧＭ：	使えるよ。小さなライト程度だけど、パネル操作には十分でしょう。
亮：	じゃあそれでいこう。ぱかっと画面表示させて、バックライトを照明代わりに。「なんとか見えるな……」
ＧＭ：	……ふと、君は窓ガラスに何かが見えたような気がした。
亮：	なんだ？　顔を上げてみるけど。
ＧＭ：	携帯のライトで明るくなって、君の顔が映っている。
亮：	「ははは、なあんだ。先輩につられて俺も神経過敏になってんのかね？」
ＧＭ：	では、ガラスに映った君の顔が、君の意図しない表情をする
亮：	……なっ！？
映った顔：	「誰ダ！」
ＧＭ：	さーて、ＳＡＮチェック。
佳奈：	がんばれー（ぇ
亮：	正気度、55しかないんですがー……ええい、ままよっ（ころころ）32。成功！　「お前が誰だ――――ッ！」と叫びつつ後ろに飛びすさるッ
ＧＭ：	さて、亮が叫ぶのと同時に、佳奈の悲鳴が聞こえる！
亮：	先輩っ！？　下にも誰かいるのか！
佳奈：	「わあああぁぁぁぁっっっ！？　っきゃあああああぁぁぁぁぁっっっっ！！！」
亮：	ミラーマジックだかなんだかしらんが窓のやつはどうでもいい！　先輩の方にすっとんでいくぞ！
ＧＭ：	君が階下に気を取られた隙、君のほうにオーディオの横に積まれていた何枚ものＣＤが飛んでくる！　避ける場合は＜回避＞で判定。
亮：	回避26しかないんですよ実は。ええいっ（ころころ）20。うわ成功！
佳奈：	おお……
亮：	ここ六回の判定ずっと成功ですよ。反動が怖いなあ……

シーン１６・オーバーレイジ
ＧＭ：	では、ＣＤケースは避けたが、狭い部屋で急に動いたので、色んなものにぶつかったりした。
亮：	痛ててて、ちくしょうっ。部屋から出るぞ。先輩どこだーっ
佳奈：	多分右側の扉から叫びながら出てきたところかと。「きゃあぁぁっ、きゃあぁぁっっ！」
亮：	そこまで無事にいけるのかな？
ＧＭ：	佳奈はドアを開けるのには成功するが、出ようとすると、何かにむんずと手を掴まれる。
佳奈：	「ひっ！」　振り向くわけですが
ＧＭ：	きぐるみの頭の下に、なにやらぼろきれのようなものがまとわりついていて、 その一部がまるで手のように……いやそのぼろきれは、ボロボロだったが手そのものだった。 ぼろきれにみえたものは、きぐるみの、千切れた手や足だった。 きぐるみが口をガパアとあけると、端々がちぎれて、中の綿が漏れ出している。そして言う。「誰ﾀﾞァ」
佳奈：	「ひ……やあああぁぁぁぁっっ！」　持ってたカバンで掴んでる手を叩いたりするわけで。「は、離して、はなしてよぉっ！」
ＧＭ：	振り払えるか、【STR】で対抗判定。

（対抗判定は、二者間での力の比べ合いなどに使用される判定）

佳奈：	あい、【STR】は9です。……うわぁ
ＧＭ：	では目標値45で
佳奈：	あーい。それ……43。おお……ぎりぎり？
亮：	あぶないなあ
ＧＭ：	では、きぐるみの手がブチ、と千切れて君は逃げ出せる。
亮：	こーわしたー、こーわしたー（何
ＧＭ：	いや、既に壊れてたとはコレの事だ（＾＾；
佳奈：	不可抗力だもん（ぇ
亮：	人の真似をするなんてずるい（ぇ
佳奈：	「はっ、はぁっ、はぁ……っ！」　這うようにして体育館に飛びで、床を転がる。
きぐるみ：	「誰ﾀﾞ」「誰ダ」「誰ダ」「誰ダ」「誰ダ」ズルズルズルズル…
ＧＭ：	では、亮も無事に壇上から体育館の床に飛び出せてよい。
亮：	あー、途中で何か武器になるものを拾いたいのですがどうか。パイプ椅子でもなんでもいいです（ぇ
佳奈：	「う、わ、うはぁ……！」　こう、尻餅をついたような感じで後ずさってると思いねぇ（ぇ
ＧＭ：	その佳奈の後ろをきぐるみがずるずると追いかけてくる。
きぐるみ：	「誰ダ」
ＧＭ：	んー【アイデア】で判定を＞亮
亮：	アイデア、アイデアと……ああこれか。65％（ころころ）57。成功！
ＧＭ：	では、舞台の端っこに、なにやら棒のようなものがあるのに気づく。小さな、壇上に置くための校旗だ。長さ70センチくらい。
亮：	それをひっつかんでなおも走る！
佳奈：	「ひぁ、や、助けて、たすけてぇ……っ！」　逃げまどいつつ
きぐるみ：	「誰ダ！！！！！」
ＧＭ：	では、亮は、半壊しているのに動いているきぐるみを見る。
亮：	「だからお前が誰だああああっ！」　怪しいきぐるみに棒で殴りかかる！
ＧＭ：	残念だが、殴れかかれたか、言い返せたか、出来るかどうかはＳＡＮチェック次第だ…
亮：	そろそろ失敗しそうで怖いんだよなあ。55〜（ころころ）48。よし成功！　以下同文ー！
ＧＭ：	ギリギリ奮い立ってるって感じかね。
きぐるみ：	「誰ダァァァァァァ！！！！」
亮：	殴ってから「な、なんだこいつ……！？」みたいな？
佳奈：	「り、亮くん……！」　何故でしょう、憎まれ口ばかりのこの後輩がちょっとかっこよく見えたのは（ぇ
ＧＭ：	明らかに中に人が入ってないのは分かる。胴体部は崩壊してるし、そもそも開かない口が開いて、中身が空洞だというのを嫌っていう程見せ付けている。
きぐるみ：	「誰ダアアア！」
亮：	「なんだあ！？　きぐるみがひとりでに……？」
佳奈：	とりあえず、亮くんが来てくれたのでちょっと落ち着けました。着ぐるみに向き直って、 「はーっ、はぁ……っ、わ、わたしは、オカルト研究会会長の篠原佳奈！　あなたはだれっ」とまあ、指をつきつけてみたり
亮：	先輩、そんなばか正直な（笑）
佳奈：	誰だ、と散々聞かれているしそろそろ答えてあげた方がいいかな、と思った（ぇー
亮：	まあ先輩が答えなければ俺が答えようかと思っていたところでしたが（笑）
ＧＭ：	では、殴るなら＜棒状武器＞で判定。きぐるみは佳奈が名乗ると一層激しく吼える「誰ﾀﾞｱアアアアアアアア！！！！」
亮：	棒状武器……25しかないー（ころころ）70。派手に失敗ー
ＧＭ：	では大振り。
亮：	ぶうんっ
ＧＭ：	その隙にきぐるみがつかみかかって来る。現状では＜回避＞は出来ないので、亮は＜棒状武器＞で［受け］の判定をするように
佳奈：	「亮くんっ！」
亮：	＜棒状武器＞で判定すればいいの？　やっぱり無理そうな気がするなあ。（ころころ）34。うーん、一歩及ばず
ＧＭ：	では、受けきれず、君はきぐるみに殴られる。（ころころ）1。では、亮は2点ダメージを受けるように。
亮：	ぐはっ。ってえなあ……ぬいぐるみのくせに！
佳奈：	「亮くんっ！？」　顔面蒼白ですよ。　っていうかその目は ＼（´ヮ｀；
亮：	【HP】残り10〜。あいたたた。
ＧＭ：	ちなみに残り【HP】が2点になったら、行動不能です。
きぐるみ：	「誰ダア！　誰ダ誰ダァァァ！！！」
亮：	でまあ、きぐるみはこっちに引きつけておけてるんですよね？
ＧＭ：	そうですね。きぐるみは亮を攻撃している。
亮：	じゃあ今のうちにー。「先輩逃げて！　誰か助けを呼んでくるんだっ」
佳奈：	「やめて！　亮くんから離れて！　あなたはだれ？　高奈学さんじゃあないの！？」
きぐるみ：	「誰ダァァァァ！！」
亮：	「センパイ！」こう、棒を両手で構えて押しとどめてるーみたいなー
ＧＭ：	では、棒が次第に、メキメキ言い始めている
ＧＭ：	（棒の耐久力は4だから、4点ダメージ受けると折れる（ぇ）
亮：	うげ……先輩早く！　どっちにするにしても早くー（笑）
佳奈：	「……っ！」　……あのお祓い、効くかな？　……やってみるか。後ずさりしつつ、例のお祓い法を試みてみたいのですが
ＧＭ：	では、唱えてみるがよい。
佳奈：	あい。「……”ヴァーテ、レトロー、サタナス”っ！」

ＧＭ：	さて、佳奈が唱えると、同時に、佳奈の部屋の祓法の該当ページが青白い炎を発し、燃え尽きて消えた。
亮：	……失火
佳奈：	やめてー、帰ってきたら大火事とかやめてー（ぇ
ＧＭ：	（当然この時点で佳奈は知らない。消えたのは該当ページだけだから心配するな（ぇ）
亮：	燃え落ちた跡にぽつんと残る１ページだけ灼けた古文書（ぇ
ＧＭ：	シ――――ン
きぐるみ：	「誰ダァァァァァァァァ！！！！」
亮：	「先輩何やったんですか！　なんにも変わってませんよ！」
佳奈：	「……だめ！？　弱すぎたの……！？」　ええい、人を呼んでくるしかないかっ？　ぶっちゃけ、行って帰ってくるまで持ちこたえられそう？
ＧＭ：	うーん、ぼちぼち棒は折れるねえ。
佳奈：	あー……。ここで逃げたら見捨てたっぽくてあれですが ＼（´ヮ｀；）　「亮くん……待ってて！　すぐ戻るから！」　ええい仕方ない、体育館入り口の方に走るよ

シーン１７・現われた怪しい人
ＧＭ：	でーはー……佳奈の行く手に、なにやらおかしなものが、空中に浮いている。避難経路を示す、ランプ。体育館入り口の、上の壁に取り付けられていた奴だね。
佳奈：	……浮いてるの？（汁
ＧＭ：	浮いてる。時々、バチバチとショートしたように火花が散ってるけど。
佳奈：	「え……？　なに、これ」　思わず足を止めちゃうなぁ……
亮：	……なにやら、パロディウスあたりを連想する光景ですな……（ぇ
ＧＭ：	くるくると回転し始める。まるで、狙いをつけて、威力を高めようとするように。
何かの声：	「誰ダア……」
佳奈：	……うわお。無理に通ろうとするとスマッシュヒット！　みたいな……？（汗） 「わ、わたしは篠原佳奈！　オカルト研究会の会長！　もうひとりは後輩の古木田亮くん！　あなたはだあれ？　高奈学さんじゃないの！？」
何かの声：	「…誰ダァァァァ！！！」回転が強まる
ＧＭ：	佳奈は【アイデア】で判定を。
佳奈：	「名乗ってくれないとわからないよ！　お願い、やめて！　けんかしに来たんじゃないよ！」あい……80%ー（ころころ）87。……えーっ（汁
亮：	おお、ようやっとヒントっぽいものが……ってせんぱああい
ＧＭ：	うはあ（汗
亮：	ほら見ろ、GMが困ってるじゃないか（笑）
佳奈：	4/5成功する確率でなんで失敗するかなぁ……（汁
ＧＭ：	では、亮もやっていいよ（＾＾；
亮：	あーい。アイデア65％ー（ころころ）72。うげ
佳奈：	（「おまえは」誰だじゃなくて、「俺は」誰だ、なのかなぁ、とは考えているのでありますが（何）
ＧＭ：	では、誘導灯がすごい勢いで佳奈めがけて飛んでくる！
佳奈：	まずはこれをどうにかしないと（汗）。＜回避＞は18%。いけるかっ（ころころ）46。……ああん

？？？：	「慈眼視衆生、福聚海無量」
ＧＭ：	何処からか声がする。
佳奈：	……うん？
亮：	む、新手か（違
？？？：	「是故応頂礼。念彼観音力」
ＧＭ：	佳奈にぶつかる手前で、誘導灯がぴた、と空中で停止する
佳奈：	「え……わ。な、なに……？」
？？？：	「諸願成就。皆令満足、急急如律令。種種重罪。五逆消滅。自他平等」
佳奈：	「……呪文？　密教系かな……？」　と、呟くように
？？？：	「即身成仏」
ＧＭ：	そして、誘導灯が、どさ、っと落ちる。まるで吊るしていた糸が切れたように。きぐるみも、力なくへなへなへな、と崩れ落ちる。つついて見ても反応はないよ
？？？：	「駄目ね、貴方達」
佳奈：	「あ……」　床に落ちて転がった誘導灯を、ぼーっと見つめて。「だれ、ですか……？」　声のした方を見てみるわけですが
ＧＭ：	体育館のドアが開いて、廊下の蛍光灯の光が体育館の中に差し込む。声の主は、逆光でよく見えない。
佳奈：	う、まぶしい
亮：	「あんたが……やったのか、これ？」
？？？：	「対抗する手段も無く、こんなところに来るものじゃないわ」声は女性だね。
佳奈：	「う……」　ごもっともです……
？？？：	「下手すれば命を落としていたかも…」
亮：	「そういうあんたは？」
？？？：	「そういう口の利き方は感心しないわね、一年生君」
亮：	そういわれても、こっちには見えてないしなあ（笑）
佳奈：	「……えと、その。ありがとうございます。助けていただいて……。……この学校の人ですか？」
？？？：	「もし、貴方達がまだこんな事に首を突っ込み続けるのなら…もっと研鑽を積みなさい」と、いいつつ彼女は背を向ける。
亮：	どっちかというと、こういうふざけた世界には首つっこみたくないんですがー。「まあ、とりあえずお礼は言っておきますよ。どうやら助けられたみたいですし」
佳奈：	「…………」　釈然としない、というか……複雑な表情で見送ろう
？？？：	「そいつの話を聞いてあげることね」と言うと、彼女は体育館から出て行き、そしてドアが閉まる。

シーン１８・騒霊の後で
佳奈：	……むう。そう言われたので体育館の方に向き直ろう。「……亮くん、だいじょうぶ？」
亮：	「いててて……まあ、なんとか五体満足ですよ。それより」と、崩れ落ちたモノを見下ろすわけですが
ＧＭ：	亮の近くに、なにやらボーっと光る蛍光な奴が。
佳奈：	「……？」　そっちの方に歩み寄るわけですが
ＧＭ：	人影に見える。ぼやーんとした人影だね。うずくまるようにして座っている。
亮：	「なんですかねこいつ」
人影：	「誰だ…オラァ誰だ…ここはどこだぁ…どうしてこんなところ連れてこられてるんだあ…」
佳奈：	「……あなたの、名前？」　……今更になって、墓地の話について調べてなかったなぁ、と
亮：	「なんか言ってますよ先輩」
佳奈：	「うん。……ここは、高校の体育館。あなた、前はどこにいたの？　……ここはね、ずいぶん前に体育館になったの。 その前には、お墓があったっていうけど……あなたは、そこに眠ってたのかな？」
人影：	「オラァは…オラァは…わからねえ。オラァ誰だ…誰だ…」
佳奈：	「……名前がないの？」
亮：	「勝手に名前つけるわけには……いかないよなあ」
ＧＭ：	さて、ここで二人とも再びアイデアを。
佳奈：	あい。例によって80%ー（ころころ）41。成功ですかね
亮：	あい、65ー（ころころ）49。成功
ＧＭ：	では、二人とも、体育館の建設の前に、以前あった墓はちゃんと移築された筈だというのを思い出した。
亮：	「先輩、こいつひょっとして、墓が移ったの知らないんじゃないですか？　……って、何言ってるんだろう俺」
佳奈：	「……うん。たぶん、ね。お墓、連れてってあげる。ついてきて、くれるかな？」
人影：	「みな居ないんだ、オラァひとり取り残されて……」
佳奈：	「うん……ごめんね。さみしかったよね……？　みんなのいるところに、連れてってあげるから。ついてきて、くれる？」
ＧＭ：	そういうと、人影はポワと人魂のようなものに変わる。
佳奈：	あい。人魂に手を差し伸べる。それではお墓に行こう

シーン１９・せめてご冥福を……
ＧＭ：	移築された墓は、亮がバイクを隠している雑木林の向こう。大願寺という寺の敷地内にある。
亮：	「やれやれ、先生はなんとかごまかせたな」（何
佳奈：	「ごめんね亮くん。ありがとー」（ぇ
ＧＭ：	人魂は、墓場にたどり着くと、更にはっきりとした人の姿になる。
人影：	「ああ、こりゃ繁蔵の墓だ…こっちは庄屋様のだ…」
亮：	あー、ほんとにゆーれーなのかあ……と、遠い目で見てます（ぇ
佳奈：	「ここで、いいのかな……？」　彼を誘ったまま、墓を探して回ろう
人影：	「…思い出しただよ。オラァもう死んどった」
佳奈：	「……ん」
亮：	「だな」
人影：	「ずーっとあそこにいただ。長い事な。若いもんが運動したり、歌ったり、劇をしたりするのを見とったわ。 オラァも別に悪さはしなかっただ。でも、最近になって、オラァ誰か別のモンと間違われてよう…誰だかわからなくなっちまった…」
亮：	「そりゃまた難儀だったな」
佳奈：	「あう……ごめんなさい。勘違いしちゃって」　ぺこり、頭を下げる
人影：	「すまんかったなあ、怪我させて」
亮：	「ああ、俺の事なら気にすんな。こんなもんほっときゃ治るよ」
人影：	「もう悪さはせんから、安心してくれ。あとひとつ、頼まれてくれるか？」
佳奈：	「あ、はい……なんですか？」
人影：	「オラァの墓はここにはねぇだ。まだもとの場所にある」
佳奈：	「あ……そう、なんですか」　……体育倉庫、かな
亮：	「しゃあない。もう一仕事ですかね、先輩？」
人影：	「別に掘りおこさんでもええから、みなと一緒に、オラァも坊様に念仏を唱えてもらえれば、それでええ」
佳奈：	「そうだねー。……わかりましたっ」　ちょうどここ、お寺ですし……呼んでくればよいか
人影：	「もう悪さはせんし、出てもこないとおもうからよ。すまんかったな…」
ＧＭ：	そういうと、人影はすぅぅぅ、と空中に溶けるように、消える。
佳奈：	「さよなら。成仏してください……」　手を合わせてしばし黙祷。
亮：	「……消えた、か。なんだったんですかねえ、結局」
佳奈：	「んー。行けなかったんじゃないかなぁ。冥途とか、そういうところ。あそこに縛られてて。やっと、いけたんだろうね」
亮：	「まあ、あれがユーレイだってんならそういう事なんでしょうけど」
佳奈：	「……さってー、約束、ちゃんと守らないとね。お坊さん呼んでこよ」　と、歩き出すわけですが
ＧＭ：	坊主不在
亮：	って、あー（笑）
佳奈：	あいやー
亮：	「ちょ、待って下さいよ先輩、なんて説明するつもりです？」
佳奈：	「え？　お坊さんなら『まだ迷ってる人がいるんでお経をあげてあげてくださいー』で通じるんじゃ……ってありゃ、いないや」
亮：	「まー、明日でもいいんじゃないすかね。あの様子ならいちんちふつか待ってくれるでしょ。それとも、手紙でも置いていきます？」
佳奈：	「うーん、どうしようか……そうだね。そうしよう」　とまあ、カバンから便箋取りだしておもむろにしたためめますが。 内容は……『高校の体育館の下にまだ眠っている人がいるそうです。お経を上げてもらえませんか』とかそんな感じで。ここのお坊さんがいい人であることを祈る（ぇ
亮：	そしてうっかり署名残すんですねｗ

シーン２０・ことのおわり
ＧＭ：	さて、君たちが学校へ戻ると……教師が3名
亮：	「さーて、なんでしょうねあれ」
佳奈：	「……やっぱり帰ろう？」（ぇ
亮：	「連中、逃がしてくれますかね」
佳奈：	「だ、だって、わたしたちがやったんじゃないもん」
ＧＭ：	どうやら、また体育館で変な事件がおきた、ということだが教師連は君たちが関わっているとは思ってないようだった。
亮：	「へーえ、今度は何です？（しらじら）」
佳奈：	そりゃねぇ……。「わぁ……どうしたんですか、これー」（しらじら）　まあ、呼び止められないうちにさっさと帰りましょう
亮：	「先輩には首を突っ込まないよう言い聞かせておきますよ。それじゃ俺たちは帰りますんで」
ＧＭ：	暫くはうわさになったり、問題視されていたが、袴田が復帰し、まったく事件がおこらなくなると、誰も気にしないようになっていったのであった。
亮：	いやまったく、平和が一番だねえ
佳奈：	そんな中でもわたしは物思いにふけっております……あの時現われた謎の女性について。……負けない。次こそは。もっと勉強しないと……っ
亮：	いや先輩はもう首つっこまないでください（ぇー
ＧＭ：	さて、図書館。学校のネ。
佳奈：	あい。なんか常連っぽいな（ぇ
ＧＭ：	佳奈は、墓地の移築について、当時、「掘り返し忘れがあった」という学校建設時に問題になった件を、図書館の蔵書から見つけた。
佳奈：	「……あった。これだぁ……」　その記事を新聞部あたりに渡して記事にしてもらえるよう頼んだら、ちゃんと供養してもらえるかな
ＧＭ：	で、御子柴はちょっと反省中（ぇ）。例の件で騒ぎ立てすぎたからちょっと怒られた。
佳奈：	むー。さて、そうすると……先生とかにいった方がいいのか？　ああでも、逆効果な気がするなぁ（汗
亮：	「先輩もいつああなるかわからないんですからね」（ぇ
ＧＭ：	まあ結局学生の手には余る話で。
佳奈：	あい……どうしよう
亮：	あとは専門家に任せればいいんじゃないですか？　ほらあの時来たへんな女とか
御子柴：	「そんなことより篠原ぁ！　大変だよ！　うわさによると、理化実験室に少女の幽霊が！」
佳奈：	「と、ゆーわけで、供養だと思ってこのことを記事に……って御子柴さん、ひょっとしてあんまり反省してない？」　（ぇー
ＧＭ：	してなさそう
亮：	ダメだこりゃ……
ＧＭ：	まあ、体育館の事はじきに忘れられる、それほどこの学校には珍奇な事件が満ち溢れているのでしょう（え
佳奈：	あい。「よーし、オカルト研究会、れっつごー！」
亮：	「先輩まだ授業中っ」（ぇー
ＧＭ：	というわけで「体育館の幽霊」譚、一巻の終わりにございますー。お疲れ様でした

（こうして、智戸高校オカルト研究会はまたひとつ、表に語られない少し不思議で、とても怪奇な事件を解決したのだった。
しかし、世に怪奇の種は尽きない。いつか公認を得るその時まで、進め、オカルト研究会）

＞＞＞Ｎｅｘｔ　Ｅｐｉｓｏｄｅ「事例０２――『鳥』を追い散らし本を見つけ出すに至る顛末」

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